歯科金属・レジンと共存するために
近年、歯科医療では「詰め物や被せ物を治す」だけでなく、
「口腔内環境と全身の健康との関係」にも注目が集まっています。
特に、金属の詰め物や被せ物、古いレジン(樹脂)、劣化した接着材料などは、
長期間の使用によって、微量の金属イオンや化学物質が溶出し、
体質によっては慢性的な炎症や酸化ストレスに関与する可能性があると考えられています。

ただし「すべての金属やレジンが危険」
というわけではありません
実際には、 適合状態、使用年数、お口の環境、体質、
免疫や解毒能力によって影響は大きく異なります。
また「金属やレジンを除去したいが、除去すると歯が弱くなる」
「抜歯になる可能性があり迷っている」という患者様も少なくありません。
そのため当院では、単に「取る・外す」の判断だけではなく、
「身体側の回復力を高めること」を大切に考えています。
口腔内の慢性的な刺激や化学的ストレスによって問題となるのは、活性酸素の増加、慢性炎症、ミトコンドリア機能低下、細胞エネルギー不足、レドックス(酸化還元)バランスの乱れです。これらは、疲労感、老化、免疫低下、自律神経の乱れ、全身のコンディション低下などとも深く関係しています。
さらに重要なのは、金属やレジンを除去した後でも、微量の金属イオンや化学物質による影響が、体内に残存している可能性があるという点です。
特に、長期間アマルガム修復が入っていたケースでは、水銀による酸化ストレスやミトコンドリア負荷との関連が指摘されており、除去後も「身体側のケア」が重要であるという考え方が、統合医療分野では注目されています。
活性酸素の増加
慢性炎症
ミトコンドリア
機能低下
細胞エネルギー不足


私たちは、単に金属を除去して終わりではなく「体内の酸化ストレス環境や細胞エネルギー環境を整えること」も重要と考えています。
そこで当院では、身体の抗酸化力や細胞エネルギーをサポートする目的で、腸内で水素を発生させるサプリメント(エルゴチオネイン・グルタチオンパースルフィド配合)、NMNサプリメントなどを補助的に活用する考え方を取り入れています。
これらは、「金属やレジンの影響を完全になくす薬」ではありません。しかし、酸化ストレスへの対策、慢性炎症環境のサポート、細胞エネルギー維持、ミトコンドリア機能サポート、解毒システムのサポート、歯周組織の健康維持、全身のコンディション維持、エイジングケアという意味では、非常に理にかなったアプローチと考えられます。
歯科金属による影響、慢性的な炎症、そして老化には、
「酸化ストレス」「ミトコンドリア機能の低下」「慢性炎症」
という共通した要因が関わっています。
そのため、「歯の治療」と「全身の健康維持・若々しさの維持」は、
実は深くつながっているのです。
当院では、炎症を抑え、細胞やミトコンドリアの働きを支えながら
身体が回復しやすい環境を整えるという
「全身とのつながり」を考慮した視点から、歯と全身の健康を総合的にサポートしています。
当院では、単に「悪い部分を削る・外す」のではなく
「口腔と全身とのつながり」という視点から
歯と全身の健康を総合的に考えています